2020两会

54基目の北斗測位衛星、サービス提供を開始

人民網日本語版 2020年06月03日13:36

西安衛星測量制御センターが2日に明らかにしたところによると、54基目となる北斗測位衛星がこのほど軌道上の各種試験やネットワーク接続評価などの作業を終え、正式にネットワークに接続し、サービスを提供するようになった。同センターは現在、軌道上のメンテナンスを積極的に展開し、軌道上を周回中の北斗衛星の安定的かつ健全な運営を保障している。科技日報が伝えた。

この54基目の北斗測位衛星が3月9日に打ち上げられると、同センターは測量制御計画に基づき衛星の制御を数回にわたり行い、定位置の誘導に成功した。その後衛星の軌道上試験を行い、4月に衛星間リンク試験プロジェクトを完了するとともに、衛星間リンクネットワークに接続した。

北斗測位衛星の打ち上げが高密度を維持しており、衛星間リンクのリンク構築マトリックスグラフも絶えず充実化している。衛星の連結が日増しに緊密になり、衛星が一定地域を離れると遠隔計測・受信・モニタリングができなくなり、異常の処置及び正常な業務を行えなくなるという難題を効果的に解消し、北斗衛星ネットワークの運営の安定性を高めた。すべての北斗測位衛星が長期管理段階に入ると、同センターの衛星関連責任者がリアルタイムで衛星の遠隔計測を行い、重要部品の重点パロメータの分析・研究・判断を行う。また開発機関と共同で事前に故障対応マニュアルを策定し、異常が生じた際に直ちに処置を行い、衛星の健全かつ安定的な運営を保障する。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年6月3日

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