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米国、中国航空会社の乗り入れ一時停止へ 中国の航空会社多数に影響

人民網日本語版 2020年06月04日15:58

米運輸省は3日、「6月16日より、中国航空会社が運航する中国と米国を結ぶ定期旅客便の乗り入れを一時停止する。中国国際航空、首都航空、東方航空、南方航空、海南航空、厦門(アモイ)航空などが対象となる」とする命令を明らかにした。英ロイター通信は、「今回の措置は、米国航空会社による中国便の運航再開を中国政府が許可していないことにプレッシャーをかけるのが目的」と報じている。」と報じている。また今回の乗り入れ停止は、発効予定日が変更される可能性があるとしている。環球時報が伝えた。

今回の命令では、「米国の航空会社が中米両国間の定期便運航をまだ許可されていないため、双方の権利を全て行使することが不可能となっている」状況について、米国が中国政府を非難している。中国の各航空会社がこれまでに発表した6月のフライトスケジュールによると、今回の措置は、国際航空公司が運航する北京―ロサンゼルス線、南方航空の広州―ロサンゼルス線、東方航空の上海―ニューヨーク線など複数の定期路線に影響が及ぶとみられる。

CNBC(電子版)は3日、「デルタ航空やユナイテッド航空などの米国航空会社は今年初め、新型コロナウイルス感染拡大を受け、中国への運航サービスを一時停止した。彼らはその後、運航再開を目指して尽力してきたが、現在も中国の航空当局から運航再開の許可は得られていない」と報じた。米運輸省は同日、「このような状況を長期間継続するつもりはない」、「中国の航空当局が政策調整を行い、米国航空会社の経営環境が改善された場合は、米国も今回の措置を調整する準備はある」とした。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年6月4日

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