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味つけ卵美女の立志伝「小康への道」 重慶市

人民網日本語版 2020年07月08日10:26
味つけ卵美女の立志伝「小康への道」 重慶市
6月22日、自家製の秘伝の味付け卵を見せる◆克艶さん(撮影・黄偉)。

重慶市巫山県沿巫峡口の南側にある省道301号線をぐるぐると登っていき、8~9キロメートルほど車を走らせると、真新しい白い小さな建物が見えてくる。これが有名な「艶姐の農家楽(農家風民宿)」だ。艶姐の本名は◆克艶さん(◆は龍の下に共)、彼女には「味付け卵西施(西施は中国古代四大美女の一人)」という別名もある。彼女は、自分の力で豊かな暮らしを目指し、「小康の道(ややゆとりがある暮らし)」を突き進んだだけでなく、同郷の人々の貧困脱却もけん引している。新華網が報じた。

◆克艶さんは2008年、深センでの出稼ぎ生活に別れを告げ、郷里に戻った。結婚後、彼女と夫は、省道沿いにある自宅前に1軒の軽食を売る店を開き、道を通るドライバーや乗客に味付け卵を販売し始め、その商売はどんどん軌道に乗っていった。夫妻はその後、同じく味付けした豚足や豆腐、牛肉、豆腐干(固めに圧縮した豆腐)、コンニャク、アヒルの首肉といったメニューを開発して販売するようになった。

さらに店の規模を拡大した後、夫妻はその店をベースに、民宿経営などの業務を新たに手掛け、村で出稼ぎにいった留守宅を守る女性や貧困世帯の雇用を促した。現在、店で働く従業員8人は全員近くに暮らす村民たちで、月給2500元(約3万8千円)と賄い付きという待遇を与えられた彼らの生活は、大幅に改善されている。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年7月8日

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