京滬高速鉄道で「サイレント車両」、シーズン回数券などのサービス開始へ

人民網日本語版 2020年10月26日16:20

京滬高速鉄路股フン有限公司(フンはにんべんに分、以下「京滬高鉄」)によると、今年年末までに、北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道は「サイレント車両」など一連のサービス新措置を採用する。北京日報が伝えた。

京滬高鉄の関係責任者は、「2011年の開業以来、京滬高速鉄道の旅客輸送需要は旺盛だった。サービスの質をさらに高めるため、当社では上場を原動力とし、高速鉄道基準モデル線の建設を深化させ、スマート型グレードアップ版復興号を運行させ、複数のサービス新措置を打ち出し、全面的にサービスの質を高めていく」と述べた。具体的な措置は以下の通り。

(1) 静かに過ごしたい乗客を対象とした「サイレント車両」サービスの試行。この車両により、旅客にさらに静かで快適な旅行環境を提供することが可能となる。同車両の関連行動規範の遵守に同意する旅客は、12306サイトとスマホアプリなどで乗車券を購入する際に「サイレント車両」を選択できる。

(2)新型チケット制商品の発売。固定の区間を頻繁に利用する通勤客やビジネス客に対し、乗車券割引や市場ニーズに柔軟に対応したシーズン回数券などの商品を売り出す。

(3)重点旅客に対する「ワンストップサービス」の提供。鉄道12306カスタマーサービスセンターを通じて、京滬高速鉄道沿線の主要駅で全ルート特別重点旅客予約サービスを展開し、体が不自由でサポートが必要な重点旅客に駅までの移動、乗車、乗車中、下車、駅からの移動など全プロセスの重点サービスを提供する。

(4)ビジネス席旅客へのサービスをさらに向上。京滬高速鉄道沿線の主要駅で、ビジネス席旅客に専用の手荷物検査通路や専門待合室、専門スタッフによる駅出入り誘導サービスを提供する。

同責任者によると、サービスの質を高めると同時に、2020年12月23日から、京滬高鉄では京滬高速鉄道の運行時速300-350キロ高速鉄道列車の公表乗車価格について最適化と調整を行い、現在の固定運賃のやり方を変え、旅客輸送状況に基づき、季節や時間帯、席のグレード、区間などを分けて、柔軟な運賃設定制度を確立し、質に見合った運賃設定を行い、その結果高くなるものもあれば安くなるものもあるという。各駅間の実際の運賃は公表された運賃を上限として、複数のグレードで柔軟に値段を設定できる運賃体系となり、旅客により多くの選択肢を提供する。北京・上海間の2等席の初期最低価格は498元で、10%安くなり、最高価格は598元で、8%高くなる。具体的には、乗車券購入時に12306サイトに表示された結果を基準とする。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年10月26日

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