オンラインとオフラインが一緒にキャンペーン 買おう!
オンライン業者はオフライン業者より家賃や水道代、電気代などの経費がかからないので、商品の価格はより安くなると一般的に考えられている。しかし取材してわかったのは、オンラインとオフラインはこちらかあちらかという二者択一ではなく、互いになくてはならない共存関係にあり、融合しているということだ。
たとえば北京市西城区の大商スーパーでは、「オンラインでもオフラインでも使えるクーポン券」によるキャンペーンを開催している。店員の話では、「このクーポン券はオンラインで購入でき、100元のクーポン券を買うと110元分の買い物ができ、200元の券を買うと220元になり、約10%のプレミアがつく。このほか赤ワインなどのプレゼントもある」という。
北京の消費者には、スマート製品が10%割引きになるクーポン券もあり、オンラインでもオフラインでも使用できる。北京市は6月から京東プラットフォームで配布し、11月には計150万枚を配布した。2千元買い物すると10%オフになる。
また上海市や広州市なども京東と提携してそれぞれ20億枚のクーポン券を配った。京東のキャンペーン「2020京東11.11グローバル熱愛シーズン」の「ダブル100億計画」と合わせて、携帯電話や通信機器、スマート家電、コンピューター、デジタル製品などを200元以上買うと1割引きになるというものだ。
注目されるのは、割引き後の価格が京東の打ち出す価格よりも安くなることだ。京東商城では、同じ携帯電話が「ダブル11」のクーポン券(北京市のクーポン券を含む)で買うと4777元になる。蘇寧易購のオンライン店舗価格も同実店舗の価格より高い。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月12日