上海初の「時間制限駐車スペース」がこのほど、市内の2ヶ所に試験的に設置された。計画に基づき、主に商業エリアやオフィスエリア周辺の道路に設置され、日中(午前8時から午後5時)は1台につき1時間限定。夜間は時間制限がない。中国新聞網が報じた。
「日中は1時間限定」と白い文字で表示された「時間制限駐車スペース」(撮影・張亨偉)。
21日、徐匯区襄陽北路に設置された「時間制限駐車スペース」に足を運ぶと、各スペースに「日中は1時間限定」と白い文字ではっきりと表示されていた。また、補助標識に時間制限が設置される時間帯が表示され、黄色い標識に「電子警察が監視中」、「制限時間内に離れてください」と警告するメッセージが書かれていた。
「日中は1時間限定」と白い文字で表示された「時間制限駐車スペース」(撮影・張亨偉)。
この措置により、駐車スペースとして利用できる場所を活用し、商業エリアやオフィスビル、レストランが集まっているエリア周辺の短時間の駐車ニーズを満たすのが狙い。また、長時間駐車する必要のある車両を、道路以外の駐車場へと誘導する効果も期待されている。
「時間制限駐車スペース」には、監視カメラが設置されており、時間超過などの違法行為があった場合、映像が証拠として保存されることは注目に値する。自動車両が1時間以上駐車した場合、交通警察当局から、200元(1元は約15.8円)の罰金が科されることになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月23日