友好の伝統を継承し、中日地方交流の新局面を切り開く鳥取県——平井伸治鳥取県知事インタビュー (2)

ポストコロナ時代の中日協力の新たなチャンス(二)

人民網日本語版 2020年12月29日09:35

11月25日、人民網の取材を受ける平井伸治鳥取県知事(撮影・呉穎)。

平井知事は、「鳥取県は、吉林省が自身を北東アジア経済貿易の中心にしていこうとする行動に非常に注目している」と語った。毎年多くの県内企業が吉林省が開催する「北東アジア投資貿易博覧会」に参加しており、知事本人も何度か出席したという。知事は、この博覧会は北東アジア地域全体に向けられた舞台であり、巨大なビジネスチャンスを提供しているとの見方を示した。さらに知事は、「今年は新型コロナウイルス感染症の影響で両国の人的往来が制限されたが、鳥取県と吉林省の民間企業は依然として協力を通じ、長春市のデパートで鳥取物産展を開催した」と語った。

その一方で、鳥取県は河北省とも文化の面で積極的な交流を展開しており、双方の協力により、鳥取県に日本で最大の中国式庭園「燕趙園」が完成した。この鳥取県と河北省の友好交流の象徴は、有名な景勝地になっただけでなく、両国の文化相互交流を展開し、中国文化を伝える拠点にもなっている。平井知事は、「鳥取県は『まんが王国』と呼ばれ、漫画とも深い縁がある。そのため、県では燕趙園で中国の有名な漫画家の作品展を開催することを計画していた。非常に残念なことに、新型コロナウイルス感染症の影響のために、作品展は延期せざるを得なかったが、コロナが収束した後、作品展が無事開催され、中日友好の証となることを期待している」と述べた。

「コナン」で中国人観光客の来県を期待

鳥取県の観光資源について話が及ぶと、平井知事は強い自信を示した。知事は記者に対し、「鳥取県で一番有名なのは『鳥取砂丘』。他の地方にも砂丘はあるが、『鳥取砂丘』のように海岸にあり、冬には真っ白な雪に覆われるところは非常に珍しく、風光明媚だと言えるだろう」と語った。

また、漫画については、平井知事は大いに熱のこもった様子だった。鳥取県は、日本で誰もが知っている漫画の「ゲゲゲの鬼太郎」や、中国だけでなく世界にも多くのファンを持つ「名探偵コナン」の作者を輩出しているため、「まんが王国とっとり」と名乗っている。特筆すべきは、「まんが王国とっとり」という設定によりマッチさせ、これらのユニークな観光資源を広めるために、鳥取県の2つの空港である「米子空港」と「鳥取空港」をそれぞれ「米子鬼太郎空港」、「鳥取砂丘コナン空港」と愛称化したことだ。平井知事はさらにこんなエピソードも披露してくれた。「名探偵コナン」は中国で非常に人気があるため、微博(ウェイボー)で「鳥取砂丘コナン空港」と名付けられたことが話題になり、読者からも「空港に『コナン空港』と名前を付けると、毎週火曜日に事件が起こるのでは?」とコメントが残されたと聞いたという。このエピソードを受けて、知事は「コナンがいるので、毎週火曜日に解決してくれるから大丈夫」とユーモアたっぷりに語った。平井知事は、このユーモアあふれる中国のネットユーザーに強い印象を持っており、このエピソードのおかげで「名探偵コナン」が中国で高い知名度を持っていることを知ったのだという。

空港に関して、平井知事はさらに、「上海便を就航させることは鳥取県の長年の夢だった。この夢は2020年1月、ついに上海吉祥航空を通じて実現し、米子鬼太郎空港と上海浦東空港との間で直行便が就航した」と補足。しかし残念なことに、就航したばかりの路線は新型コロナウイルス感染症の流行で影響を受け、運航を一時停止せざるを得なかった。知事は期待を込めて、「コロナは必ず収束する。日中が手を携えて協力し、積極的にコロナと闘えば、鳥取と上海との直行便は運航を再開させられるはずだ」と語った。

「中国で新型コロナウイルス感染症が発生した後、すぐさま大規模な徹底調査を行い、感染リスクを最小限にまで抑制した。鳥取県は感染症予防・抑制面で中国の経験から学び、新型コロナウイルス肺炎問い合わせ窓口と関連医療体系を整備した。日本で予防・抑制措置が最もうまくいっている地方自治体として、鳥取県を日本で最も安全な場所にしていきたい」と平井知事は語った。中国人読者に向けて、平井知事はさらに、「鳥取県はコナンと鬼太郎だけでなく、美味しい『二十世紀梨』や水揚げ量日本一のカニなどのグルメや美しい景色もあります。鳥取県を代表して、中国人観光客の皆さんの訪問をお待ちしています」と語った。

「人民網日本語版」2020年12月29日

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