第23回中日カラオケコンクールの決勝戦が28日夜、東京で閉幕した。中日双方の出場者が「日本人が中国語の歌を、中国人が日本語の歌を」という形式で歌声を披露し、両国の親睦の架け橋を繋いだ。新華社が報じた。
中日カラオケコンクールの胡文娟事務局長によると、今年は、中日両国から約80人が出場し、30人が決勝に進出した。日本の出場者は、東京とその周辺地域のほか、大阪府や京都府、三重県、広島県、愛知県、兵庫県などから集まった。
決勝戦はオンラインとオフラインを組み合わせた形式で行われ、出場者はオフラインのステージで歌を披露。観戦者はオンラインのライブ配信でその模様を視聴した。最終的に、「月亮代表我的心」を歌った渡辺美奈子さんが熾烈な戦いを勝ち抜き、日本グループの最優秀賞を獲得した。中国グループは、「さざんかの宿」を歌った劉道惠さんがその他の出場者を制し、最優秀賞を受賞した。
主催した日中通信社の張一帆会長は、「新型コロナウイルスも、中日の友好、友情を伝える歌声を阻むことはできない。歌声が、新型コロナウイルスの影響で気持ちが落ち込んでいる人に、勇気を与えることを願っている」と語った。
中日カラオケコンクールは1998年から毎年1回開催されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月1日