中国初の全シーンスマート病院、広東省に設立へ

人民網日本語版 2021年03月03日13:50

広東省第二人民病院と華為(ファーウェイ)技術有限公司は広州市で1日、中国初の全シーンスマート病院を広東省第二人民病院内に設立すると発表した。完成後、患者はより便利で快適に医療サービスを利用できるようになり、医療従事者の診療もより効果的で質が高くなる。病院の管理者はスマートかつ科学的で正確な意思決定・管理を実現できる。科技日報が伝えた。

広東省第二人民病院は2018年、中国全土に先駆けてスマート病院の建設を打ち出した。問診・トリアージ、決済、画像診断、スマート物流など10分野で人工知能(AI)を革新的に応用し、医療サービスの流れを改善し、病院の管理水準を向上させてきた。患者は列に並ぶ必要がなく、診察カード、身分証、現金を持たず顔認証で医療サービスを利用できるようになった。

その後、スマート病院が中国各地で設立されるようになった。しかし応用シーンの多くが断片化し、各種スマート応用間につながりがなく、むしろ新たな不便が生じ、医療体験が大きく損なわれている。

広東省第二人民病院は上述した難題を解消するため、ファーウェイや中国電信などの提携先と全国初の全シーンスマート病院を設立することにした。患者を中心とし、クラウド、5G、AIなどの新技術を医療、教育、研究、管理などの各分野に応用する。病院の人、財産、物の全要素協同管理を実現し、医療サービスの体験、診療効率、質及び病院運営の管理水準を持続的に向上させ、将来の多様化した業務とイノベーションの需要に余裕を持って対応する。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年3月3日

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