四川外国大学成都学院の教室で、「英語の授業を受ける」犬を捉えた動画が最近、中国のネット上で話題になっている。動画を見ると、学生が「stand up(立って!)、sit down(お座り)!」と英語で指示を出すと、その犬は英語を理解しているようで、ちゃんと指示通りに立ち上がったり、お座りしてみせる。ネットユーザーからは、「さすが、外国語学校で勉強している犬だけある!」と驚きのコメントが寄せられている。紅星新聞が報じた。
4月13日午前7時、同学院の学生である徐さんはクラスメートと共に、いつも通り教室に来て、1コマ目の英語の会話翻訳の授業の予習を始めようとしていた。
教室に入ると、徐さんたちは白い犬が教室の中にいることに気付いたものの、皆それほど気にしていなかった。その後、授業が始まり、終わった9時過ぎまで、犬は教壇付近に座ったり、教室の中をウロウロしたりしていたという。
徐さんによると、この犬は、いつも学校にいて、韓国語やスペイン語、高等数学の授業を「聴講」しに行っているという。「私たちのクラスの授業に来たのは今回が初めて。休み時間の時、クラスメートはその犬に興味を抱き、遊んであげようとしていた。私たちは英語を学んでいるので、英語で指示を出してみたところ、なんと理解しているようで、ちゃんと指示通りお座りをしたので、皆驚いていた」と徐さん。
徐さんが撮影した動画をネット上に投稿すると、意外にも大きな話題となり、16万人が「いいね!」を押し、コメントが1万件以上寄せられた。ネットユーザーからは、「さすが外国語学校で勉強している犬だけある!」や、「私たちより英語を理解している!」などのコメントが寄せられている。
ただ、この犬がどこから来ているのかは不明。ある学生によると、以前、犬の体は薄汚れていたものの、最近は、毛並みは整えられ、白くてきれいになり、カラフルな鈴が付いた首輪も付けられているという。徐さんは、「この犬はいつも学校に来て、授業を受けており、先生も、学生も、フレンドリーに接していて、とても仲良くしているというのは間違いない」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年4月20日