清華大学が「集積回路学院」を設立

人民網日本語版 2021年04月23日16:36

創立110周年を迎える清華大学はこのほど、集積回路学院が正式に発足したことを発表した。科技日報が報じた。

中国の集積回路の分野の人材育成重要拠点となる同学院は、現在存在しているボトルネックを打破すると同時に、こうした難題が将来生じることがないよう取り組んでいく。

電子機器の「心臓部」と呼ばれる集積回路は、全ての情報技術産業の核心部分となる。現在、中国の集積回路産業は、急成長を続けており、技術革新能力も継続的に向上して、産業発展の下支えとして顕著な力を発揮している。しかし、全体的に見ると、技術レベルは決して高いとは言えず、中核製品のイノベーション能力も低く、全体としてローエンド、ミドルレンジの製品が多いなどの問題が依然として存在している。

今年初め、中国国務院学位委員会、教育部(省)は、一級学科「集積回路科学・エンジニアリング」を設置することで、中国の集積回路産業の発展の足かせとなっている問題を根本的に解決するための強力な人材的下支えを提供することを目指している。

1956年に半導体学科を開設した清華大学は、集積回路の分野の学部生4000人以上、修士課程修了者3000人以上、博士課程修了者500人以上を輩出してきた。そして、2016‐20年の5年間は、卒業生の7割以上が集積回路産業や科学研究の第一線に進んだ。2020年10月、同大学は全国に先立って集積回路一級学科の博士・修士学位ポイントを開設した。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年4月23日

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