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国務院新聞弁公室で19日に開催された国務院政策定例ブリーフィングで、工業・情報化部(省)の劉烈宏副部長は取材に対し、中国のネットワーク建設の成果を紹介した。新華社が伝えた。
劉氏は、「第13次五カ年計画がスタートしてから、中国は世界最大規模の情報通信ネットワークを構築した。光回線・ブロードバンドの利用者は2015年末の56%が94%まで上昇し、行政村の光回線と4Gのカバー率はどちらも99%を超えた。国際的通信速度調査機関がまとめたデータによると、中国のモバイルネットワーク通信速度は世界の139の国・地域の中で4位だった」と述べた。
5Gネットワークについて同部のデータを見ると、中国はすでに世界最大規模の5Gモバイルネットワークをほぼ構築している。21年2月末現在、建設済みの5G基地局は累計79万2千ヶ所に上り、5Gネットワークに接続する端末数は2億6千万台に達した。下半期の5Gスマートフォン出荷量は80%前後占めると予測される。
「中国情報通信研究院の調査結果によると、5Gが2020年に直接もたらした経済の生産総額は8千億元(1元は約16.7円)を超えた」。19日午後に行なわれたボアオ・アジアフォーラム2021年年次総会の分科フォーラム「5Gの未来」で、司会者が紹介したこのデータが参加者の間に熱い議論を巻き起こした。
同研究院が発表した「中国5G発展と経済社会への影響白書(2020年)」によると、20年に直接もたらした経済の生産総額は8109億元で、直接もたらした経済の付加価値額は1897億元、間接的にもたらした経済の生産総額は約2兆1千億元、間接的にもたらした経済の付加価値額は約7606億元だったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月20日