中国国務院共同対策メカニズム科学研究難関攻略グループ・ワクチン研究開発タスクフォースのリーダー・鄭忠偉氏は、20日に海南省博鰲(ボアオ)で開幕した「ボアオ・アジアフォーラム2021年年次総会」の分科会「新型コロナウイルスワクチンの供給とアクセシビリティ」で、「早期に戦略的決定が下されたほか、制度的メリット、革新的組織管理などが功を奏し、中国の新型コロナウイルスワクチンの生産能力は年間約50億回分となっている。今年の生産数は30億回分を超える見込みで、下半期に段階的に実現するだろう」と語った。新華社が報じた。
鄭氏は、「非常にスピーディーであるものの、海外で展開された第3相の臨床試験を含めて、どの段階も省略されていない。中国のワクチンの審査、承認基準は、米国やEU(欧州連合)と比べても決して低くない」と強調。
「中国は、ワクチン生産を計画する過程で、世界の新型コロナウイルスとの闘いも考慮に入れている。中国は、ワクチンを国際公共財とし、各国の国民が本当の意味で接種できるようにすることを提起している。今年下半期、中国は多国間メカニズム、二国間メカニズムを活用して、世界にさらに多くのワクチンを提供する計画だ」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年4月21日