科学調査船「科学」号が28日、初のハイレベルユーザー共有航行段階を無事完了し、青島の母港に順調に帰還した。今回の航行段階では、目標海域で多くの科学的発見が成し遂げられた。また独自に開発された複数の国産設備の海上試験を行い、科学者による「実験室を海底に運ぶ」という構想を実現した。中央テレビニュースが伝えた。
今回の航行段階で船に搭載された有索式無人探査機(ROV)の「発見」号は潜水作業を21回実施し、大量の貴重なサンプルとデータを集めた上、初めて目標海域で深海単板綱、深海ホシムシなどの貴重な群系を発見した。そして噴出強度の異なる2カ所の活発な冷水湧出帯を発見。さらに水域断面サンプリングにより、各冷水湧出帯の環境への影響を比較した。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年6月30日