中国の北京から杭州までを結ぶ「京杭大運河」の北京区間の開通セレモニーが6月26日午前、開催された。40キロの観光航路が開通した。観光客は6月28日から、観光船に乗って新しい水上観光ルートを進み、運河の美しい風景を堪能することができる。
北京通州区水務局の責任者によると、埠頭の地理的位置や40キロの航路の状況に合わせて、「ショートツアー」、「ロングツアー」、「ナイトツアー」の3ツアーを用意。運河の都市区間の観光や両岸の名所の水上からの観光、北京全区間体験などのニーズを満たすことができる。
60分の「ショートツアー」は、2号埠頭から出発し、漕運埠頭までノンストップで観光できる。価格は75元(1元は約17.15円)。400分のロングツアーは2号埠頭からノンストップで合驛埠頭まで行き、船から新船閘などの景色を見ることができる。価格は180元で、食事付きだ。6月28日から7月4日までの1週間は60分のナイトツアーを楽しむこともできる。
その他、大運河の河北省廊坊区間も、北京区間と同時に試験的に開通した。来年6月には、船に乗って河北省に行くことができるようになる予定で、そうなれば北京と河北省の相互接続が実現する。また、将来的には、北京、天津、河北省の相互接続も実現する計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月28日