23日午後、北京市初の新設の外資系持ち株証券会社となる大和証券(中国)が正式に開業した。
大和証券の合弁会社の業務展開は、北京が「両区」(国家サービス業拡大開放総合モデル区と中国(北京)自由貿易試験区)政策の優位性を発揮し、サービス業の開放拡大を推進する上でのまた1つの象徴的な成果だ。これまで、北京の外資系持ち株証券会社はいずれも合弁の証券会社の株式を買い増しする方法を取ってきたが、今回の大和証券(中国)は初めて新設する形で北京に設立された外資系持ち株証券会社だ。ここには北京の金融業マーケットエンティティがより豊富になったこと、北京と国際金融市場とのコネクティビティが促進されたことが反映されている。
大和証券(中国)は今年6月の開業以来、国境を越えた合併買収(M&A)、IPO(新規株式公開)の引き受けなどの分野の業務でブレークスルーを達成し、日系持ち株証券会社の中国市場で発展を追求しようとする積極的な意欲が現れている。
北京には170兆元(1元は約17.0円)を超える金融資産があり、全国の金融資産の半分を超えている。認可された金融機関は900ヶ所以上あって全国一だ。北京はベンチャー投資、株式投資が非常に活発で、金融機関が北京で発展するためのインフラや市場の基盤、資源などで唯一無二の優位性を備える。また北京は国家金融管理センターとして、市場の基盤、ビジネス環境、改革イノベーションなど多方面で世界トップクラスの先進的な優位性と注目の発展チャンスを備えている。ここ数年で外資系金融機関60数ヶ所が北京に進出している。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年7月27日