欧米株式市場も原油も急落 一夜にして何が起きたか

人民網日本語版 2020年06月12日13:26

欧州と米国の株式市場はこの木曜日に最悪の取引日を迎えた。中国新聞網アプリが伝えた。

6月11日、米3大株価指数が取引開始から低下して、「恐怖指数」とされるVIX指数は50%近く上昇した。取引終了時には、ダウ平均は1861.82ドル(1ドルは約106.8円)値下がりして下げ幅は6.9%になり、終値は2万5128.17ドルだった。ナスダック総合指数は527.62ポイント(p)低下して下げ幅は5.27%、終値は9492.73pとなった。同指数は前取引日に1万pの大台を突破して、過去最高を更新したばかりだった。S&P500種指数は188.04p低下して下げ幅は5.89%、終値は3002.10pとなり、一時は下げ幅が6%に近づき、サーキットブレーカー発動まであと1%に迫った。

市場をみると、ボーイングの株価が16%下落し、ダウ平均の値下がりを牽引した。米市場のエネルギー関連銘柄、航空関連銘柄、テクノロジー関連銘柄、金融関連銘柄などはいずれもある程度値下がりした。

米大手テクノロジー連銘柄では、アップルが4.8%、アマゾンが3.38%、グーグルが4.29%、フェイスブックが5.24%、それぞれ値下がりした。金融関連銘柄では、JPモルガン・チェースが8.38%、ゴールドマン・サックスが9.1%、シティバンクが13.37%、モルガン・スタンレーが8.48%、バンク・オブ・アメリカが10.04%、バークシャー・ハサウェイが6.86%、それぞれ値下がりした。エネルギー関連銘柄は軒並み下落し、エクソンモービルが8.85%、シェブロンが8.4%、コノコフィリップスが8.17%、シュルンベルジェが11.64%、それぞれ値下がりした。

人気の中国概念株も安値で取引を終えたものが多く、阿里巴巴(アリババ)は3.77%、京東は5.7%、百度(バイドゥ)は4.26%、それぞれ値下がりした。先に株価が急騰した中国概念株はその多くが急落して、嘉銀金科は32.76%、魔線は27.61%、房多多は20.04%、それぞれ値下がりした。

同じ日に欧州株式市場も大幅に下落し、CAC40指数は4.71%、ドイツ株価指数は4.47%、FTSE100指数は3.99%、それぞれ低下した。国際原油価格も全面的に値下がりし、WTI原油先物(NYMEX)は8.66%値下がりして1バレル36.17ドルになり、2週間ぶりの最低を更新するとともに、6週間ぶり最大の下げ幅となった。ブレント原油先物は7.98%値下がりして1バレル38.4ドルになった。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年6月12日

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