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<企画>上半期の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2021年07月26日14:46

「中国の関係機関はこのほど、対外貿易と外資誘致、対外投資などのデータを発表し、2021年上半期(1-6月)の経済情勢に関して報告した。」

▷1-6月のGDP


2021年上半期(1-6月)の中国国内総生産(GDP、速報値)は53兆2167億元(1元は約17円、約904兆6839億円)となり、前年同期比で12.7%成長し、2年間の平均増加率は5.3%だった。うち第2四半期の2年間平均増加率は5.5%と、第1四半期より高かった。新型コロナウイルス感染症の流行という「大きな試練」を経た中国経済は、回復の過程で四半期ごとに好転、着実に前進しており、力強い強靭性と旺盛な活力を示している。

▷1-6月の消費市場の運営状況


2021年6月の社会消費財小売総額は前年同期比12.1%増、2019年同期比10.0%増、2年間の平均成長率は4.9%増の3兆7586億元(1元は約17.0円、約64兆円)だった。このうち自動車を除いた消費財小売価格は同13.1%増の3兆3719億元。物価要因を考慮した実質成長率は9.8%、2年間の平均成長率は3.2%、また前月比成長率は0.7%だった。

1-6月の社会消費財小売総額は同23.0%増、2年間の平均成長率は4.4%増の21兆1904億元だった。そのうち自動車を除いた社会消費財小売総額は同22.2%増の18兆9997億元だった。

1-6月の全国オンライン小売額は同23.2%増、2年間の平均成長率は15.0%増の6兆1133億元だった。

▷1-6月の対外貿易の状況


上半期の中国対外貿易輸出入総額は前年同期比27.1%増の18兆700億元(1元は約17.1円)となり、うち輸出は同28.1%増の9兆8500億元、輸入は同25.9%増の8兆2200億元だった。6月の対外貿易輸出入額は同22%増の3兆2900億元。対外貿易輸出入は13ヶ月連続で前年同期比プラスの成長を達成し、19年同期と比べても成長率が22.8%にも達し、中国の対外貿易は安定の中で好転し、目覚ましい成果を上げている。

▷1-6月の個人可処分所得


同期には個人の収入が増加を続け、都市部と農村部の一人当たり可処分所得の開きが縮小した。全国の一人当たり可処分所得は前年同期比12.6%増(名目成長率)の1万7642元(1元は約17.0円、約30万円)に上り、このような数字になったのは主に比較の対象となる昨年上半期の基数が低かったためで、2年間の平均増加率は第1四半期(1-3月)比0.4ポイント上昇の7.4%だった。物価要因を考慮した実質では成長率は12.0%、2年間の平均成長率は5.2%となり、経済成長率をやや下回り、ほぼ一致した。全国の個人平均可処分所得の中央値は同11.6%増の1万4897元だった。

1-6月の外資誘致の状況


1-6月には、全国の実行ベース外資導入額が前年同期比28.7%増、19年同期比27.1%増の6078億4千万元(1元は約17.1円)に上った(米ドル換算では同33.9%増の909億6千万ドル<1ドルは約110.5円>。銀行、証券、保険分野のデータを含まない)。

産業別に見ると、サービス業の実行ベース外資導入額は同33.4%増の4827億7千万元だった。ハイテク産業は同39.4%増で、うちハイテクサービス産業は同42.7%増、ハイテク製造業は同29.2%増だった。

外資供給源を見ると、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国からの実行ベース外資導入額が同49.6%増、ASEANからは同50.7%増、欧州連合(EU)からは同10.3%増だった(自由貿易港経由の投資データを含む)。

地域分布を見ると、中国の東部地域の実行ベース外資導入額は同29.7%増、中部地域は同33.6%増、西部地域は同6.1%増だった。

▷1-6月の対外投資の状況


1-6月には、非金融分野の直接投資額は前年同期比3.7%減の3488億3千万元(1元は約17円)で、うち中国から「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国への投資額が8.6%増加し、同期の投資総額の17.8%を占め、この割合は前年同期比2ポイント上昇した。

関連データ


・6月のCPIが同1.1%上昇

2021年6月には、全国の消費者物価指数(CPI)が前年同期比1.1%上昇した。そのうち都市部は1.2%上昇、農村部は0.7%上昇、食品価格は1.7%低下、非食品価格は1.7%上昇、消費財価格は1.1%上昇、サービス価格は1.0%上昇だった。上半期の全国CPIは同0.5%上昇だった。

6月の全国CPIは前月比0.4%低下した。そのうち都市部は0.4%低下、農村部は0.5%低下、食品価格は2.2%低下、非食品価格は前月並み、消費財価格は0.6%低下、サービス価格は0.1%低下だった。

・6月のPPIが同8.8%上昇

2021年6月の全国の生産者物価指数(PPI)は前年同期比8.8%上昇し、前月比0.3%上昇した。鉱工業生産指数(IPI)は同13.1%上昇し、前月比0.8%上昇した。上半期のPPIは同5.1%上昇、IPIは同7.1%上昇した。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2021年7月26日

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