中国第2回青蔵高原(チベット高原)総合科学調査研究の「人類活動の歴史及びその影響」分隊は22日、西蔵(チベット)阿里(ガリ)地区日土県の標高4500メートル以上の高原の湖沼「結則茶卡」でサンプリング作業を順調に完了した。湖底以下の0-1.5メートル、0-3メートル、3-6メートル、6-9メートルの堆積物コア、及びいくつかの湖沼の沈積物などを採集した。中国新聞網が伝えた。
科学調査隊の隊員で、中国科学院青蔵高原研究所の孫喆博士によると、今回の結則茶卡の湖沼コア掘削作業により、研究チームは初めて塩湖で8メートル以上の連続的なコアを取得し、目標を達成した。サンプルは今後、北京の中国科学院青蔵高原研究所の実験室に送られる。カッティング、スキャン、サンプル分け、一連の指標テストが行われる。これらの実験は、科学者がチベット高原の結則茶卡地区の過去2万年にわたる湖沼水位の変化及び気温や降水変化のプロセスを整理するのに役立つ。このことは、科学者が人類がかつてどのような自然条件下で阿里地区に現れ、定住したかを理解するのにつながる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年7月27日