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中国製造業のデジタル化モデル転換ペースが加速 (3)

人民網日本語版 2021年08月03日11:23

2020年8月11日、江蘇省南京市の蘇寧南京雨花物流拠点の5G無人倉庫で、自動運転フォークリフトが現場で作業する様子。(撮影・方東旭。写真提供は人民図片)

同社の羅園社長は、「昨年初めて致景科技(広州致景情報科技有限公司)が提供する紡績クラウドプラットフォームを利用して以来、紡績機の効率が4%向上し、作業員1人あたりの生産量は9%増加した一方で、管理コストは5%低下した。製品の質が向上しただけでなく、引き渡し時間も保障されるようになった」と話した。

広州致景の張培・上級製品マネージャーは、「中小貿易企業の大部分が今なお人による生産と管理を中心にしている。中国移動通信集団浙江有限公司嘉興分公司とインダストリアル・インターネットを土台にした紡績クラウドを共同開発することで、紡績業界のサプライチェーンの分散、運営コストの高さといった問題を効果的に解決した。サービスを提供する紡績工場は累計5千ヶ所を超え、導入する紡績機は40万台を超え、全国の製織生産能力の26%をカバーし、企業の削減できたコストと増加した利益は累計10億元を超える」と述べた。

工業・情報化部(省)の関係責任者は、「第14次五カ年計画期間中、中国は多くのインダストリアル・インターネットシステムソリューションサプライヤーを育成し、リーディングカンパニーが持つけん引の役割を十分に発揮させ、大・中・小企業の協同イノベーションを推進し、中小・零細企業のデジタル化モデル転換能力の増強を支援する」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年8月3日

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