
北京で開催された2021中国人口・発展フォーラムの様子(写真提供・中国計画生育協会)。
このほど北京で開催された2021中国人口・発展フォーラムで、2000年から2020年の間に、中国の60歳以上の高齢者人口が1億2600万人から2億6400万人まで増加したことが明らかになった。同期間中、高齢者人口が全人口に占める割合も10.2%から18.7%まで上昇した。人口の高齢化は、国の発展の全体の局面や国民の福祉に、長期にわたり大きな影響を与えることになる。中国新聞網が報じた。
中国計画生育協会常務副会長の王培安氏は、基調講演の中で、「現在、人口規模と構造のバランスを整えることが重要で、出産の水準が適度になるように取り組むこと、三人っ子政策を実施し、出産サポート政策体系を構築すること、また、人口高齢化に積極的に対応する国家戦略を実施し、高齢者にやさしい社会作りをしなければならない」との見方を示した。
中国科学院の仝小林院士は、「中医薬は中国の重要な医薬衛生資源。高齢者の健康の面における発展の方向は、まず中医学の近代的な診療体系を再構築し、高齢化社会におけるさまざまな病因や系統的な複合病の需要に対応する必要がある。そして、中医薬が『養生-健康維持-医療-リハビリ』の全過程に関与するスタイルを確立するほか、中医薬品の『産学研』転化を強化し、中医薬がシルバー健康産業の発展をサポートするようにしなければならない」との見方を示した。
全国政治協商委員会の委員を務める中国人口・発展研究センターの賀丹主任は、フォーラムの最後に、「今年は、人口高齢化に積極的に対応する国家戦略の実施1年目。中国の経済社会の急速な発展により、中国は西洋諸国よりもスピーディな高齢化を経験することになっている。しかし、中国には巨大な体制的な優位性があるため、市場規模やインフラ、人材の大きなポテンシャルがあり、積極的で健全、かつ良い方向へ向かう活力ある高齢化社会を構築し、高齢化に向かいながらも経済や社会が継続的に健全に発展するという『奇跡』を起こす能力を備えている」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月19日
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