2020年度国家科学技術奨励会議が3日午前、人民大会堂で行われた。2020年度国家科学技術賞は合わせて264件のプロジェクト、10人の科学技術専門家、1つの国際機関を選定。うち、中国航空工業集団有限公司の顧誦芬院士と清華大学の王大中院士がそれぞれ国家最高科学技術賞を受賞した。
顧誦芬氏は、1930年2月に江蘇省蘇州市に生まれ、1951年に上海交通大学航空工学部を卒業。現在は中国航空工業集団有限公司科学技術委員会上級顧問、中国航空研究院名誉院長。1991年に中国科学院学部委員(院士)に当選し、1994年に中国工程院院士に当選。
顧氏は中国の有名な航空機設計の巨匠で、航空機空力設計の基礎を固めた人だ。顧氏は新中国の航空機空力学設計体系を構築し、中国の戦闘機の独自開発の先例を築き、航空戦略の研究を持続的に展開し、中国の航空科学技術事業に重要な貢献をした。
王大中氏は、1935年2月に河北省昌黎県に生まれ、1958年に清華大学基礎工学部を卒業。清華大学原子力技術研究所所長、清華大学学長を歴任。1993年に中国科学院院士に当選。
王氏は世界の原子力分野の有名な学者、戦略科学者で、固有安全性を持つ先進的な原子力システムの発展に取り組んだ。産学研合同チームを率い、中国の高温ガス炉技術の追走、並走、リードまでの発展の全プロセスを実現し、中国が先進原子力分野で徐々に世界の先端に立つための重要な技術的基礎を固めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月4日