中国国家電影(映画)局の統計によると、2021年の中国における映画興行収入は計472億5800万元(1元は約18.1円)だった。うち、国産映画は399億2700万元と、全体の84.49%を占めた。年間興行収入世界一の座をキープし、年間興行収入トップ10に入った作品のうち8作品が中国国産映画だった。うち、「長津湖(The Battle at Lake Changjin)」、「你好、李煥英(こんにちは、私のお母さん)」が歴代の映画興行収入トップ3入りを果たした。北京青年報が報じた。
中国では新型コロナウイルス感染症拡大が落ち着いた状況となって1年目の2021年、中国の映画人は、時折感染拡大が再発生するなどの逆風に直面しながらも、総興行収入は新型コロナウイルス感染症拡大発生前の74%にまで回復し、世界一もキープ。第14次五カ年計画(2021‐25年)期間の1年目は幸先の良いスタートを切った。統計によると、2021年、米国やカナダを含む北米の映画興行収入は計45億ドル(約286億9000万元)と、2019年の114億ドルを大幅に下回った。
興行収入1位、スクリーン数1位、国産映画興行収入が大きな位置を占めるなど、中国はすでに、名実ともに映画大国となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年1月4日