北京で30日に開かれた「健康中国活動・たばこの規制活動の進展交流及び2021年度中国におけるたばこ規制の一般人への宣伝活動総括会」で、中国の15歳以上の男女の喫煙率が2018年の26.6%から、2020年には25.8%に低下したことが明らかになった。中国新聞網が報じた。
中国の国家戦略である「健康中国(Healthy China)」活動の推進委員会弁公室の副主任を務める、中国国家衛生健康委員会企画司の毛群安司長は、30日のイベントで、健康中国活動の一環であるたばこの規制活動の主な進展を紹介した。
毛司長によると、同活動を実施すること約2年で、「4つの向上と1つの低下」を実現した。「4つの向上」の1つは禁煙環境が保護する人口の急増だ。調査によると、2020年、非喫煙者の受動喫煙率が56.6%と、2018年に比べて11.5ポイント下降した。
2つ目は、たばこの規制に関する法律がカバーするグループの割合が目に見えて高まったこと。現在、29省が省級のたばこの規制関連の法律・法規を制定し、155都市が市級のたばこの規制関連の法律・法規を制定している。
3つ目は、禁煙サービスの便宜性が目に見えて向上したこと。中国全土では現在、約600機関が禁煙外来を設置し、30省が禁煙サービスホットライン・12320を設置している。
4つ目は、社会全体でたばこの規制に注目する雰囲気が高まっていること。大まかな統計によると、1日当たり100万人以上が副流煙の危険性について検索しており、たばこの規制関連の話題の閲覧回数も1億回以上に達している。その他、世界禁煙デーだけを見ても、オンラインイベントに延べ5億人以上が参加した。
そして「1つの低下」とは、喫煙率の低下だ。調査によると、中国の 15歳以上の男女の喫煙率が2018年の26.6%から、2020年には25.8%に低下した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月31日