第34回中国映画金鶏賞の授賞式が12月30日夜に開催され、張芸謀(チャン・イーモウ)監督が「懸崖之上(Impasse)」で最優秀監督賞を、同作で張譯(チャン・イー)が最優秀主演男優賞、趙小丁が最優秀撮影賞の最多3賞を獲得した。中国新聞網が報じた。
10回目の「金鶏賞」受賞となった張芸謀監督は授賞式で、「母親が先日亡くなった。『懸崖之上』は母親が最後に見た僕の作品となった。10回目の受賞となるが、この賞は母親へのプレゼント」と語った。
最優秀主演女優賞を受賞したのは春節(旧正月)映画として公開され大ヒットした「你好!李煥英(こんにちは、私のお母さん)」で、李煥英を演じた張小斐(チャン・シャオフェイ)で、その演技が好評を博し、同作品は中国映画興行収入ランキングで3位に入った。張小斐は授賞式で、「私の夢はかなわないのではないかと思う時もあったが、夢をしっかりと掴み、絶対にあきらめてはいけないということを現実が証明してくれた」と感激の言葉を語った。 (編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月31日