国際銀行間通信協会(SWIFT)が19日に発表した報告によると、世界の決済額における人民元のシェアが、2021年12月には11月の2.14%から2.70%に上昇し、15年9月以来の最高水準を更新したという。「環球時報」が伝えた。
人民元の世界決済額シェアの順位は、15年8月に中国人民銀行(中央銀行)が人民元為替レート制度の改革を打ち出して以降、初めて日本円を抜いて4位に躍進した。トップ3は米ドル、ユーロ、英ポンドで、そのシェアはそれぞれ40.51%、36.65%、5.89%。日本円、カナダドル、オーストラリアドルはそれぞれ2.56%、1.64%、1.27%のシェアで、5位、6位、7位となっている。22年になると人民元は上昇傾向が続き、1月20日には対米ドルレート基準値が1ドル=6.3485元になり、前取引日に比べて139ポイント上昇し、18年5月以来の最高を更新している。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年1月21日