中国、3大重点海域での総合対策攻略戦を展開へ

生態環境部（省）が17日に明らかにしたところによると、7当局がこのほど共同で「重点海域総合対策攻略戦行動案」を通達した。第14次五カ年計画期間（2021−25年）の渤海、長江河口―杭州湾、珠江河口沖の3大重点海域の総合対策について計画を行った。新華社が伝えた。

行動案は、2025年までに3大重点海域の水質優良の割合を2020年より約2ポイント上げ、海への汚染水排出口の調査・対策を着実に推進するとした。主要河川河口部の「劣Ⅴ類」をほぼなくし、沿岸湿地帯及び海岸線を効果的に保護し、海洋環境リスク予防と緊急対応能力を大幅に上げ、複数の全国的にモデルの価値を持つ美しい湾を形成する。

行動案は次の4つの主要任務について計画を行った。（1）陸と海の汚染防止の面では、3大重点海域の生態環境の資源賦存量と発展の位置づけに基づき、海への汚染水排出口の調査・対策、海に流入する河川の水質改善、沿岸部都市の汚染対策、沿岸部の農業・農村の汚染対策、海水養殖環境の整備、船舶港湾汚染防止、岸辺の環境対策の7つの特別行動を展開する。（2）生態保護・修復の面では、海洋生態保護修復特定行動を展開し、渤海の生態保護・修復の成果の基礎を固め、長江河口―杭州湾と珠江河口沖の沿岸湿地帯と海岸線の保護・修復を推進する▽地域の絶滅危惧種及びその生息地の保護を強化する▽漁業資源の保護と維持を強化する。（3）環境リスク管理の面では、海洋関連リスク源の調査・検査、環境リスク対策、海洋突発的環境事件緊急監督管理能力の建設などの重要措置を講じる。（4）美しい湾の建設の面では、「1湾1策」の湾総合対策を実施し、美しい湾の建設、湾生態環境常態化モニタリング・監督管理などの重要措置を推進する。（編集YF）

「人民網日本語版」2022年2月18日