国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は18日に北京冬季五輪・パラリンピックのメインメディアセンター(MMC)で行われた記者会見で、「北京冬季五輪の『バブル方式』は大成功だった。私たちすべての人がバブル内で非常に安全に快適に過ごした。みんなで団結の精神を遵守し、みんなが貢献しさえすれば、新型コロナウイルス感染症の中でも、偉大なイベントを開催することができる」と述べた。人民網が伝えた。
バッハ氏は、「選手たちは非常にハッピーであり、会場・施設、冬季五輪村、バブル内の安全状況には非常に満足している。また、北京冬季五輪の五輪ムードは自分が関わった歴代の五輪の中でも相対的に濃厚だと言える」と述べた。
北京冬季五輪の開催期間中、IOCの公式SNSでは、27億人以上の人が関連の話題をめぐる議論に参加したという。バッハ氏は、「今回の冬季五輪のデジタル中継・通信技術は素晴らしく、五輪スポーツの将来の発展を促進するものと確信する」と述べた。
バッハ氏は、「今回の冬季五輪は少なくとも100万人の新たなスポーツファンを増やし、特に若者がデジタルプラットフォームを通じて冬季五輪に注目するようになったのは、非常に大したものだ。中国は『ウィンタースポーツ人口を3億人に』の目標を実現し、ウィンタースポーツのために全く新しい世界を開拓した。この3億人のうちのほんの一部分だけでもプロのウィンタースポーツ選手になったなら、将来には、世界のウィンタースポーツ界はこれまでにない新たな発展構造を迎えることになるだろう」との見方を示した。
またバッハ氏は、「北京冬季五輪の後には、より多くのレガシーが残されるはずだ。私たちは国際競技連盟連合(GAISF)などの関係機関と関連の問題について話し合いをしており、次の競技シーズンには、ワールドカップをはじめとする冬季スポーツイベントがより多く北京で開催されるだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年2月19日