2022年全国两会

【両会新青年】中国の宇宙事業の後継者 (2)

人民網日本語版 2022年03月10日10:38

戴さんは、自らの業務経験とこれまでの成長の過程を結び付け、技能人材の育成に常に関心を寄せてきた。「人材は一番の資源。産業労働者、特に第一線で働く技能労働者の人材ストックに関心を寄せている。発展するためには、後継者がいるかどうかが一番のカギとなる」と話す戴さんは、これまでの全国両会で、こうした人材育成に関する議案を提出してきた。例えば、2019年には、派遣労働者により注目し、報酬や待遇を整備し、こうした労働者の企業における居場所づくりを強化し、技能人材チームを充実させるよう社会に呼びかけた。2020年には、政策を打ち出して、中・小・零細企業のリーダー的存在の人材をつなぎ留めるよう提案した。昨年は、「雇用の確保をその根本に据えた青年技能人材育成の強化」を議案として、「雇用企業と職業技術学校が提携して、ターゲットを絞った人材育成を実施し、企業の生産における実際の需要を満たす」ことを提案した。

戴さんの議案は、関連当局・委員会に採用され、2021年末には、中国職業技術教育学会・ハイエンド設備製造専門委員会が正式に発足した。これは、ハイエンド設備製造分野におけるハイレベル技術・技能人材育成を促進する重要な措置となっている。また、戴さんは、この議案がきっかけで、ハイエンド設備製造専門委員会の専門家指導委員会の委員に選ばれた。

今年の両会でも、戴さんは人材育成に注目しているだけでなく、さらに若いグループに関心を寄せるようになっている。戴さんは、「義務教育の段階から、青少年の関心事や趣味を正しい方向に導くことで、就職の多元化や製造強国の建設に人材サポートを提供しなければならない」との見方を示す。宋さんもこうした意見に賛同しており、「現在、保護者の多くは自分の子供がブルーカラーになることに偏見を抱いている。それが、子供の関心事や趣味の足かせとなっており、製造業の発展にも悪影響を及ぼしている。戴先輩は、青少年の段階から興味を抱いたり、固定概念を変えるようにサポートするための環境づくりをしなければならないと考えている。そして、そうした体系を構築、整備して、系統的な育成ができるようにしなければ、長期にわたって効果のある保証を得ることはできない」と話す。

前進する力を与えてくれる模範となる存在

宋さんにとって、戴さんは良き先輩でありながら、良き友人でもあり、仕事や学習の模範となっている。

仕事中に言葉を交わす戴さんと(写真右)宋さん(写真中央、撮影・袁蒙)。

宋さんは、「私にとって、技術と技能は両方とても重要。戴先輩の技能を、私達は少しずつ学んで、磨いていかなければならない。技術革新の面でも、戴先輩はアイデアやコツを皆に教えてくれる。私たちはそれを自分のものにして、継承し、昇華させなければならない。そして戴先輩が構築したプラットフォームを活用して、牽引し、代々受け継ぐという目的を達成しなければならない」と話す。

自分の先輩が全国人民代表大会の代表として両会に参加しているため、宋さんも、「普段から自分の考えをすぐに戴先輩に伝えているので、自分も両会に参加しているような気分」とし、「両会は私たちと密接に関係がある」と話す。

中国の宇宙事業における自分の役割に関して、宋さんは、「私は後継者の一人。どの世代の人にも、自分たちの『長征』のような進まねばならぬ道があり、負わねばならぬ責任がある。私たちは現在、先輩たちからバトンを受けとった。これからは、受け継いだ仕事をしっかり全うしていくことになる」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年3月10日

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