中国の各都市の統計局が最近、2021年の住民の貯蓄データを続々と発表しており、「貯金」がネットユーザーの間で大きな話題となっている。中国日報が報じた。
貯蓄総額が最も多い都市は?
2021年の住民の貯蓄と常住人口をすでに発表している主要27都市のうち、貯蓄総額が最も際立っているのはやはり北京、上海、広州、深センの4都市だ。経済の牽引役である北京と上海の2021年の住民の貯蓄総額は断トツでワンツーフィニッシュとなっている。
重慶も人口が多いというメリットを武器にトップ5入りし、一線都市の深センを上回って4位に付けている。中国最大の都市である重慶の面積は米国のサウスカロライナ州にほぼ匹敵し、住民の数は3000万人に達している。
住民一人当たりの貯蓄額
2021年、中国全土の一人当たりの貯蓄額は7万3135.9元(1元は約19.9円)だった。統計によると、都市別では、住民一人当たりの貯蓄額が最多だったのは北京で、22万2700元だった。上海は17万1300元だった。
重慶市の貯蓄総額は4位と健闘しているものの、住民一人当たりの貯蓄額となると、人口の基数が大きいため、6万9000元と、24位にまで大きく後退している点は注目に値する。
過去1年あなたはいくら貯金した?
主要な27都市の統計によると、2021年、中国全土の各主要都市の住民は、多少の差こそあれ貯蓄をしたようだ。一人当たりの総貯蓄と比べると、住民一人当たりの貯蓄増加額は、その都市の住民の貯蓄意欲をより反映していると言えるだろう。
2021年、中国全土の住民の貯蓄増加額は一人当たり6967.1元だった。平均すると、1ヶ月に一人当たり約580.6元貯金していることになる。
貯金増加額ランキングでも、北京と上海がワンツーフィニッシュだった。うち、トップは北京で、一人当たり平均1万9522.1元だった。北京の住民は毎月1625.8元貯金している計算になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年6月7日