新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、長らく厳しい外出制限が続いた上海市は今月1日から出勤・企業活動が全面的に再開した。上海駅と上海虹橋駅、上海南駅の主要3駅の営業のほか、市内のA級景勝地32ヶ所の営業も再開した。毎日経済新聞が報じた。
旅行サイト・同程旅行のビッグデータによると、1日正午12時の時点で、上海のホテルの予約数は前週比で15倍増となり、上海から他の地域に向かう飛行機チケットや列車チケットの予約数は前月比で50%増以上となった。また、上海の観光関連の検索も前月比で500%増えた。上海市内のタクシーや自動車関連の利用・予約も今回の感染拡大局面前の約7割にまで、急速に回復している。
統計によると、上海の景勝地の検索回数が全体で78%増加した。第一陣として営業を再開した32ヶ所のうち、一番人気は東方明珠タワー、上海佘山国家森林公園、上海辰山植物園となっている。
6月1日はちょうど国際子供の日だったものの、上海ディズニーランドはまだ営業を再開していなかった。それでも、若者や子供のいる人の間で注目度が高く、上海で検索回数が最も多い観光スポットとなった。
省またぎの旅行を見ると、上海のユーザーが最も注目している旅行先は北京市、江蘇省、安徽省、四川省、雲南省。一方、上海に向かう旅行情報に注目しているユーザーが最も多いのは、江蘇省や浙江省、広東省、安徽省、河南省となっている。
その他、同日正午の時点の中国都市別ホテル予約ランキングを見ると、上海は順位を一気に11位にまで上げている。上海のホテルで最も予約数が多い区トップ3は浦東新区、閔行区、松江区となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年6月2日