新疆維吾爾(ウイグル)自治区のグルメというと、「和田(ホータン)夜市」が非常に有名だ。ホータン市にある大小2ヶ所の「ホータン夜市」は、同自治区南部を旅行した際には、必ず立ち寄りたい場所となっている。しかし、5月16日にアップグレード版「ホータン夜市」の建設が始まり、今後はこの2ヶ所の夜市は歴史の舞台から少しずつ姿を消し、代わりに新「ホータン夜市」が同自治区最大の夜市としてオープンする計画だ。中国日報網が報じた。
新「ホータン夜市」の敷地面積は6万6000平方メートルで、総建築面積は 7万1000平方メートル。主体となる3つの建物と再現したオールドストリートから構成される。現有の夜市にあるグルメエリアのほか、玉石バザールや金バザール、団城オールドストリートなども設置され、総投資額は8億元(1元は約19円)の予定だ。
新「ホータン夜市」の設計デザインは、中国の著名な建築家で、新疆国際大バザールのチーフデザイナーも務めた王暁東氏(中国工程院院士)が担当する。グルメやショッピング、レジャー、娯楽、民宿、パフォーマンスといった業態や機能をめぐり、空間・風景配置、陳列・展示、娯楽施設、ホログラフィックディスプレイ、スマートインタラクション、パフォーマンスといった技術を駆使し、歴史や人文と中国の伝統要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド「国潮」と融合させてシルクロードの街で再現し、同自治区初の全天候型で、パノラマ没入型の文化観光シティを作り出す計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年5月17日