中国ジャイアントパンダ保護研究センター(以下、「パンダセンター」)は、同センターで飼育されているパンダの「翠翠(ツイツイ)」が、臥竜神樹坪基地でこのほど雌の赤ちゃんパンダを出産したことを明らかにした。赤ちゃんの体重は270.4グラムで、出生時の体重が世界で最も重いパンダとなった。人民網が伝えた。
今年3月、16歳のパンダ「翠翠(ツイツイ)」は自然交配に成功し、7月10日には食欲減退や活動量増加などの妊娠兆候が確認された。 8月4日午前6時に破水したが、陣痛はなかなか始まらなかった。そして約40時間後の8月5日午後9時39分、「ヘビー級」赤ちゃんが誕生した。この赤ちゃんは、同センターの「美茜(メイシー)」が出産した赤ちゃんの体重の記録(249グラム)を破り、世界で最も重い体重で誕生した赤ちゃんとなった。
今年3月、パンダセンターでは、2022年度のジャイアントパンダ繁殖事業をスタートした。今年のパンダの繁殖は、「優生優育」のコンセプトを堅持し、「質の高い繁殖」をコア目標に据え、繁殖・交配の対象となるパンダを科学的な方法で選抜した。 6月以降、6頭のパンダが次々出産した。同センターではこれまでに、5組の双子を含む計11頭の新生児パンダが誕生し、出産ラッシュは8月末まで続くとみられている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年8月18日