中秋節の小型連休がこのほど終わり、国慶節(建国記念日、10月1日)の大型連休がもうすぐやって来る。9月13日に発表された「国慶節連休観光市場トレンド報告2022」によれば、働く現役世代と未就学児童のいる世代が今年の国慶節観光市場の中心で、「有給休暇を消化して出かける」観光市場が例年より早くスタートする可能性がある。「羊城晩報」が伝えた。
同報告によれば、国慶節連休に旅行に行く予定があるとした回答者のうち、56.1%が25-50歳の現役世代、25.3%が50歳以上の退職者で、夏休み観光市場の中心だった「家族旅行」は18.6%にとどまった。旅行全体の価格を見ると、今年は前年同期のレベルを維持しており、10月3日以降は前年同期比15-20%低下と大きく値下がりする見込みという。
注目されるのは、今年は一般向けのオーダーメイド旅行市場にも新たな変化が生じたことだ。同報告の指摘によると、国慶節に旅行する予定の人のうち、68%以上が「自分たちの家族だけのツアー」への関心が高く、最も注目するポイントは商品の価格、サービス、行程だという。
統計によれば、国慶節に旅行する予定の現役世代のうち、45%以上が年次有給休暇と併用し、連休の中盤に出発するスタイルを選ぶという。
業界関係者は、「今年の国慶節連休には『休暇を調整』し、『7日休暇・7日出勤』とし、有給休暇をうまく利用して、連休明けの仕事が時間的にも内容的にもきつくならないようにすることが可能だ。また旅行価格が10月4日から大きく下がり、6日からはほぼ平日価格になるので、コストパフォーマンスを考えれば、年内の早いうちに『有給休暇を消化』しようと考える現役世代が多いだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月15日