家電などの貨物が満載された国際定期貨物列車「中欧(亜)班列」が今月14日、新疆維吾爾(ウイグル)自治区伊犁哈薩克(イリ・カザフ)自治州伊寧(イーニン)東駅を出発した。同列車は霍爾果斯(コルガス)、カザフスタンのアルマトイを経由して、中央アジア、欧州の国へと向かう。これは中欧班列(渝新欧鉄道)が、伊寧と連携して運行した1本目の中欧(亜)班列となった。
14日、新疆の伊寧東駅から出発する家電などの貨物が満載された中欧(亜)班列(写真提供・渝新欧公司)。
関連計画によると、今後は伊寧東駅から毎週、中欧(亜)班列が1本運行される。将来的には、1日1本の運行を目指すという。
公開されている資料によると、伊寧のほか、烏魯木斉(ウルムチ)、奎屯(クイトゥン)、石河子、吐魯番(トルファン)、庫爾勒(コルラ)、喀什(カシュガル)、阿克蘇(アクス)、阿拉山口、昌吉といった新疆の10都市以上の駅が中欧(亜)班列の始発駅となっている。そして、現地で生産されているケチャップや磁器タイル、ドライフルーツ、鋼材、化学工業製品、日用品といった貨物を現地で調達し、「コンソリデーション・集結輸送」や「定期貨物列車」といった形で中欧(亜)班列を通して輸出することをバックアップしている。
新疆のコルガスや阿拉山口は、中欧(亜)班列の最も重要な鉄道通関地となっており、通過する「中欧班列」の数が中国全土の「中欧班列」運行数の半分以上を占めている。今年7月の時点で、阿拉山口通関地を通過する新規「中欧班列」路線は22本に達した。それにより、同通関地を通過する「中欧班列」の路線は合わせて87本となった。また、コルガスの鉄道通関地を通過する新規「中欧班列」路線は9本。同通関地を通過する「中欧班列」の路線は合わせて65本となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月16日