国家管網集団によると、「西気東輸」(西部地域の天然ガスを東部地域に輸送すること)第4ルートプロジェクトが9月28日、正式に着工された。完成後は西気東輸第2、第3ルートと共同で運営される。西気東輸パイプラインシステムの年間輸送能力は1000億立方メートルにのぼり、中国西北エネルギー戦略ルートをさらに整備し、中国の天然ガスエネルギー供給保証能力を高めるものとなる。人民日報海外版が伝えた。
第4ルートプロジェクトは新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏恰(ウルグチャト)県から寧夏回族自治区中衛市に至り、総延長は約3340キロメートルで、2024年に完成し稼働開始する見通しだ。これにより、西気東輸システムの冬のピーク月の逼迫状況が効果的に緩和され、経済・社会のエネルギー消費ニーズが保証され、人々が暖かく冬を越せるようにサポートできる。
データによると、中国の油ガスの全国的なネットワークが長年の発展を経て大まかに形成されている。パイプラインの総延長は18万キロメートルを超え、10年前より倍増している。西北、東北、西南、海上4大油ガス輸入戦略ルートがさらに固まった。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月30日