2012年に中国共産党第18回全国代表大会が開催されて以来、習近平中共中央総書記は耕地保護事業に関する重要な指示を幾度にもわたって出し、パンダを保護するように耕地を保護しなければならないと強調してきた。この10年、中国は最も厳格な耕地保護制度を実行し続け、耕地保護レッドラインを18億ムー(1億2000万ヘクタール)と厳格に定めて、守り続けてきた。新華社が報じた。
9月17日、貴州省貴陽市開陽県禾豊郷馬頭村でイネを収穫する農民(撮影・袁福洪)。
中国自然資源部(省)の荘少勤副部長は19日、「中国のこの10年」シリーズ記者会見で、「当部は『ボトムライン思考(最悪の事態という『下限』を明確に設定し、常に危機意識を持つ)』を堅持し続け、最も厳格な耕地保護制度を実行し、耕地保護のレッドラインを1億2000万ヘクタールと厳格に定めて、守り、国家食糧安全の基礎を築いた」と強調した。
同部党組のメンバーであるチーフエンジニアの劉国洪氏によると、1億2000万ヘクタールという耕地保護レッドラインを厳守するために、中国は耕地保護法律制度体系を強化し、法律・法規を整備し、土地管理法と土地管理法実施条例を改正・実施し、黒土保護法を打ち出して実施するなどの一連の措置を講じてきた。また、国土空間計画綱要を制定し、耕地保有量や永久基本農田保護任務を書類と土地が一致するように厳格に達成することを級ごとに伝達し、優先して設定し、設定すべきはできるだけ設定し、保護すべきはできるだけ保護するように取り組んできた。
劉氏は、「この10年、耕地保護事業は顕著な成果を挙げ、国務院が設定した2020年の耕地保有量1億2433万ヘクタールという目標を達成し、耕地のレッドラインを守り通した。特にここ2年、耕地減少の流れが抑制されつつあり、2021年の中国全土の耕地総量は増加を実現した」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月21日