中国の航空・宇宙先端材料の重要技術でブレイクスルーを成し遂げ、ミクロン級高性能繊維がすでに国産化されている。国産高性能繊維の1本の直径はわずか14ミクロンで、髪の毛の6分の1だ。これにより直径12ミリの細いロープを作ると、重さ20数トンの重量物を牽引できる。それに対し、同じ直径の鉄鋼ロープの場合は8トンしか牽引できない。同時にこの繊維は非常に高い耐切断性を持つ。この高い強度と強靭性を誇る材料はF-12アラミド繊維で、世界3大高性能繊維材料の一つだ。中央テレビが伝えた。
国外の技術封鎖と製品の寡占を打破するため、中国航天科工集団第六研究院は10数年の開発を経て、F-12繊維の国産化に成功し、中国における高性能繊維材料の空白を埋めた。30数年の発展を経て、国産高性能アラミド繊維はロケットエンジンや航空機機能構造部品などの先端分野で、国の代表的な製品の飛躍的な発展を支えている。F-12アラミド繊維は現在すでに複数の並行作業生産ラインにおける自動化生産を実現している。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年10月19日