10月21日、河北省石家荘市と日本の長野県長野市が「友好都市 共に未来へ」中日友好都市青少年オンライン「バーチャル相互訪問」イベントを開催した。
石家荘市人民政府外事弁公室の室長を務める石家荘市人民対外友好協会の王紅会長は挨拶の中で、「石家荘市と長野市が友好都市関係を結んでからの41年間、両市は経済、文化、教育、農業など多くの分野で幅広い交流と協力を展開してきた。青少年の交流は中日の民間友好協力の重要な構成要素だ。両市の生徒たちが『オンラインで集まる』ことは、両国の青少年の相互理解を促進するよい機会であり、双方それぞれの言語の魅力を感じ、文化的な特色を理解するだけでなく、両校の積極的な双方向体験という新局面を切り開き、中日の青少年が手を取り合って未来に進むための良好な基礎を打ち立てることにもなる」と述べた。
長野市商工観光部インバウンド・国際室の木内和朋室長は挨拶の中で、「双方の青少年が青春のパワーで、友好の帆を上げ、心の中に日中友好の種をまき、日中友好都市間の青少年の交流をさらに深化させ、両市市民の友好を促進することを願う」と述べた。
石家荘外国語学校の李紅霞校長は挨拶の中で、「石家荘外国語教育集団は1996年に長野市の中学生の友好訪中団を初めて受け入れて以来、毎年両市の友好交流活動に参加してきた。冬休みと夏休みにはこちらの生徒を短期観光・留学で日本に送り出し、生徒の文化的な視野を広げ、異文化を理解する力を高めた」と述べた。
長野市立長野高等学校の菅沼尚校長は挨拶の中で、「両校の教員・生徒には、交流を深め、友情を育て、両市間の友好関係が安定的に長く続くための新たな活力を注ぎ込んでもらいたい」と述べた。
最後に、同弁公室の温蒙副室長は、「両校が今回のイベントを起点として、今後もより多くの、より豊富な、より深みのある交流イベントを開催し、手を取り合って共に進み、共に発展し、両市の文化・教育分野での協力・交流にそれぞれの力を生かして寄与してほしい」と述べた。
双方の生徒代表がイベントを進行
石家荘外国語学校からは、日本語を学ぶ生徒がテーマ展示イベントを行った。高校2年の生徒が流ちょうな日本語で同校の豊富で多彩な校内イベントを紹介した。
また、高校3年の生徒が中国の伝統的祭日の春節(旧正月)、伝統的な習俗や文化、中国人にとって春節が持つ特別な意義を紹介した。
さらに、中学2年生の日本語を学ぶ生徒が伝統楽器の演奏をし、その場で書道作品を書き上げて参加者に披露した。古箏と琵琶の抑揚に富んだメロディが流れる中、書道チームの男子生徒3人が墨で勢いよく気持ちを表現し、隷書、楷書、行書の書体で「中日友好、源遠流長、松柏長青、共築未来!(中日の友好は、長い歴史がある、いつまでも青々とした松や柏のような青春のパワーで、共に未来を築こう!)」としたため、日本の生徒に向けて日本語で書道作品の内容を説明し、中日の友好を願う気持ちを伝えた。また生徒たちは日本語で長野市の生徒たちに伝統楽器の歴史と書道の各書体の由来や特徴を説明し、中華文化の独特な魅力をより深く伝えた。
それに続くダンスチームの女子生徒3人は、情熱のシンボルである赤い扇をひらひらと動かし、軽やかな舞姿で国を愛する気持ちを表現。「万疆」の曲に合わせた若々しく躍動的なダンスからは、素晴らしさと自信に満ちた感情が余すところなく伝わってきた。
続いて長野高校の生徒によるテーマ展示イベントが行われた。生徒たちは魅力あふれる学校紹介の後、日本に伝わるけん玉遊びのパフォーマンスを披露した。一糸乱れぬ動きで、真剣に、そして元気よくけん玉の技を披露する姿に、参加者から何度も拍手が起きていた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年11月17日