最近、湖南省湘郷市在住の女性・章さん(39)が若い顧客向けに出張シェフとなり、一汁四菜の料理を作って68元(1元は約20.2円)のサービス料を受け取っていることが議論を呼んだ。多くのネットユーザーが「この目新しいサービスはお得感がある」と言い、「うちにも出張シェフに来てほしい」という人が次々に現われていたという。
章さんが26日に話したところによると、出張シェフを始めたのは今月9日のことで、注文を受けると顧客にメニューを相談し味の好みなどを確認する。今はフルタイムでこの仕事をしており、1日に1-2件の注文を受けて100元あまりの収入があり、一ヶ月で3千元から4千元の収入になる。
章さんのように出張シェフサービスを提供する人は少なくない。成都市在住の「95後(1995年から1999年生まれ)」の女性・馮さんもその一人で、プロジェクトコストマネジメントの仕事を4年あまりした後、退職して起業し、今はプライベートシェフの家事代行サービスをしている。章さんが食事1回分ごとに料金を計算するのと異なり、馮さんは月単位で出張シェフサービスを提供しており、勤務日1日に1回分の食事を作るとして計算すると、一ヶ月の収入は1600-1800元になる。
SNSをチェックしてわかるのは、上海、杭州、成都、重慶、合肥などの都市には、ネットのスレッドを通じて出張シェフサービスを提供する人がいることだ。個人でこの仕事を兼業していた人が、スタッフを集めてシェフのチームを立ち上げるまでに発展したというケースもある。一般的に出張シェフのサービス料は料理4品で66-88元、6品で88-188元、10品では99-248元になる。食器を洗う必要があれば、追加費用として10-30元が必要だ。顧客の家までの交通費は距離で計算し、一般的に5キロメートル以内は無料、5キロを超えると距離に応じて20元または35元以上が必要になるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年10月27日