中国GDP「1兆元都市」が23年目標値発表 より高い成長率設定の背景は?

人民網日本語版 2023年01月06日15:56

中国には都市GDPが1兆元(1元は約19.5円)を超える都市が24都市ある。これら「1兆元都市」の経済発展状況はどうか。2023年の経済成長率目標値はどう設定されているのだろうか。中国新聞網が伝えた。

現在の「1兆元都市」は、上海、北京、深セン、広州、重慶、天津、蘇州、武漢、成都、杭州、南京、青島、無錫、長沙、寧波、鄭州、仏山、福州、泉州、南通、合肥、西安、済南、東莞の24都市。

1月5日までに、武漢、済南、青島、長沙、合肥、鄭州、福州、東莞が2022年のGDP成長率データ(速報値)を発表した。

武漢は23年政府活動報告の中で、22年のGDP成長率は約4.5%、GDPは約1兆9千億元になるとの見通しを示した。

合肥も23年政府活動報告の中で、22年のGDP成長率は約3.6%、GDPは再び1兆元の大台を突破して1兆2千億元になるとの見通しを示した。

鄭州の23年政府活動報告によると、大まかな計算では、22年のGDP成長率は約2%になる見込みだ。福州は22年のGDP成長率は5.2%以上になると見込み、長沙は22年のGDP成長率は4.8%になるとし、済南は市全体でGDPが1兆2千億元を超えるとの見通しを示した。

21年にGDPが1兆元と人口1千万人を達成した東莞はこのほどデータを発表し、22年のGDPは1兆1千億元を超えるとの見通しを示した。

また、武漢、済南、青島、長沙、合肥、鄭州、福州が政府活動報告の中で打ち出した23年のGDP目標値は5.5%から7%の間に集中し、いずれも22年の実際のGDP成長率より高い。

23年のGDP成長率目標値が22年の実際の成長率を上回ったことの背景には、23年に中国の経済運営が全体的に回復することへの期待がある。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年1月6日

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