求人サイトの智聯招聘がこのほど発表した「中国企業求人の賃金報告」によると、2022年第4四半期(10-12月)における求人の全国平均賃金は月収ベース(以下同)で1万558元(1元は約19.0円)となり、上昇率は前年同期比では低下し、前期比では上昇した。中新経緯が伝えた。
第4四半期の求人の平均賃金が前期比3.8%上昇
同報告書によれば、22年の中国における企業求人の賃金は変動を繰り返しながら上昇した。第1四半期(1-3月)の春の就職シーズンには、企業の求人では販売員などの基礎的職種が多く、賃金は季節的要因を受けて低下し、2021年第4四半期に比べて1%低下した。第2四半期(4-6月)は上海や北京などで新型コロナウイルス感染症が拡大し、生産と経営が打撃を受ける状況の中、企業は求人の規模を縮小しながら、硬直的需要のある職種と重要技術の職種の求人は維持したため、求人の全国平均賃金は1万341元に上昇した。第3四半期(7-9月)は秋の就職シーズンを迎えて、企業は求人を増やし、求人の全国平均賃金は前期比1.7%低下の1万168元になった。第4四半期には感染症が再び拡大して、求人が減少したと同時に、硬直的需要のある求人の占める割合が上昇して、求人の平均賃金を前期比3.8%上昇の1万558元に押し上げた。
前年同期と比較すると、22年には全国38都市で求人の平均賃金が上昇したが、上昇率は徐々に低下して、第1四半期は10.5%、第2四半期は10.6%、第3四半期は4.4%、第4四半期は4.4%だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年1月4日