広西壮(チワン)族自治区金秀瑶(ヤオ)族自治県長垌郷鎮衝村で6日、瑶族の民族衣装を着た数十人が、同じく美しく着飾り、顔を布で覆った瑶族の男性と共に賑やかにねり歩き、ほど近いとある家の前に着くと、「新郎の到着!」と高らかに声をあげた。これは金秀盤瑶支系の瑶族特有の結婚の習俗である「嫁郎」だ。中国新聞網が伝えた。
「嫁郎」とは新郎である男性が女性の元に「嫁ぐ」ことを指す。結婚後、男性は女性の実家で暮らすが、夫婦の地位は平等なのだという。「嫁郎」は金秀瑶家ではごく普通に行われている婚姻スタイルで、同族の高齢者を敬い、民族の盛衰に配慮した美徳と見なされるのだという。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月8日