湖北省や河南省の広い範囲ではこのほど大雪が降り、一部道路が閉鎖される事態に陥っている。この影響で、河南省信陽市の新婚カップル2組は、高速鉄道を利用して新郎が新婦を迎えにいくことになった。この様子が微博(ウェイボー)上に投稿されると、「超特大ウェディング・カー」、「万人が結婚を祝福」といった言葉がネット上でホットワードとなり、ネットユーザーは続々と、「この『ウェディング・カー』の価値は1億元(1元は約17.4円)以上、しかも過去最長サイズの車だ」と称賛の声を寄せた。新華社が伝えた。
河南省信陽市平橋区明港鎮に住む李さんは、もともと1月5日に同じ市内に住む新婦・高さんを婚礼のために迎えに行く予定だった。だが、大雪で道路が封鎖されたため、車で新婦を迎えに行けなくなってしまった。対策に追われていた際、家族の一人が、「信陽から明港まで高速鉄道を利用できる」ことに気付き、そこで急いで親しい友人たちと「新婦出迎えチーム」を組織して鉄道乗車券を買い求めた。
5日午前、李さんは無事新婦の高さんを出迎えにいくことに成功。武漢旅客輸送区間を走るG510 号車に乗って明港に戻る際、自分と同じように高速鉄道で新婦を迎えに行った張さんと斎さんのカップルと偶然にも車内で遭遇。
李さんは、「私たちが買った乗車券はすべて10号車だった。私たちが乗車すると、車掌さんはわざわざ13列目と14列目に並ぶよう座席を調整してくれた。本当に一生に一度あるかないかの偶然だった。高速鉄道があって本当に幸いだった。そうでなければ、結婚式はできなかっただろう」と話した。
車掌の許青さんも、花嫁を出迎える一行が乗車している列車を担当するのは初めてだった。大雪の影響で、列車は半時間遅延していたが、新婚カップル2組が縁起の良い時間帯を逃さないように、許車掌は速やかに上司に連絡してサポートを依頼し、小さなプレゼントを用意したほか、清掃員に車両に再度徹底した清掃を行うように指示、お手洗いにはフレグランスボックスを追加し、乗務員と乗客で祝福の言葉を送り、新婚カップル2組も、車内でウェディングキャンディーを配った。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月8日
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