4月もまもなく中旬となるこの時期、多くの人の思いはすでに今月29日から来月3日までのメーデー5連休に向いており、旅行の人気が高まっている。今月6日、複数のOTA(旅行予約サイト)のフラットフォームを見ると、花見やピクニックをテーマにした旅行先の人気が高まり続けており、「メーデー5連休」の旅行の予約件数がすでに2019年同期を超えていた。うち、長距離旅行や海外旅行の予約が8割以上を占めている。紅星新聞が報じた。
四川省九寨溝の桃の花(資料写真)。
メーデー5連休の旅行の予約殺到中 大理がダークホースに
旅行サイト・同程旅行の中国国内旅行の状況を見ると、人気の花見スポットの前売り入場券の予約件数が前年同期比で約10倍となり、人気の花見都市トップ10は武漢、無錫、成都、杭州、蘇州、北京、南京、上饒、上海、東莞となっている。
今月6日の時点で、旅行サイト・携程を通じた国内旅行の予約件数は前年同期比7倍で、国内旅行の一人当たりの平均消費額は昨年とほぼ横ばいとなっている。旅行者の移動距離を見ると、今月6日の時点で、「メーデー5連休」中の長距離旅行の予約件数が6割以上を占めていることが分かる。長距離旅行の予約件数は前年比811%増だった。
そして多くの観光地の「メーデー5連休」の予約件数がすでに2019年同期を超えている。例えば、成都や長沙、青島、蘇州、福州、珠海といった人気観光地は2019年比で30%以上増となっている。ビッグデータによると、大理の増加幅はさらに大きく、2019年同期比で190%増と、「メーデー5連休」のダークホースとなっている。
「メーデー5連休」期間中、大理の淡水湖・洱海付近の湖の景色が広がる一部のホテルはすでに予約でいっぱいになっており、携程のプラットフォームでは、1万1450元(1元は約19.2円)の湖が見えるスイートルームの予約がすでに埋まっていた。
海外旅行は若者がメイン タイが1番人気
「メーデー5連休」期間中、海外旅行もピークを迎えそうだ。携程の統計によると、今月6日の時点で、中国の海外旅行の予約件数が前年同期比18倍以上になっている。「メーデー5連休」の国際線の飛行機チケットの検索回数も前年同期比9倍以上になっているほか、その片道航空券の平均価格は前年同期比58%減の2564元となっていた。
各フラットフォームの予約データを見ると、「メーデー5連休」の人気海外旅行先トップ10はタイ、香港特別行政区、日本、シンガポール、マレーシア、韓国、澳門(マカオ)特別行政区、米国、インドネシア、フィリピンだった。広東省と香港特区を繋ぐ越境列車のチケット販売が再開し、中国大陸部から香港特区に向かう旅行が非常にスムーズになった。それを受け、携程のフラットフォームを見ると、「メーデー5連休」に香港特区へ向かう旅行の予約件数が4月初め(4月1‐5日)と比べて213%増、ツアー旅行の予約件数は同比7.2倍増となっている。
成都天府国際空港(資料写真)。
海外ツアーの人気も急速に高まっている。携程の統計によると、今月6日の時点で、「メーデー5連休」中の海外ツアーの予約件数が4月初めと比べて157%増となっている。海外ツアーは、若者がメインである点は注目に値する。携程の統計によると、海外ツアー予約者のうち、18-40歳が約7割を占め、うち25-35歳の割合は40%以上だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月10日