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西蔵チョモランマ地区のユキヒョウが100頭以上に 保護計画が功奏する

人民網日本語版 2023年05月23日14:25

西蔵(チベット)自治区林業・草原局によると、近年、「チョモランマユキヒョウ保護計画」が実施され、チョモランマ地区のユキヒョウ生息地のモニタリングと個体群調査が展開されてきた。モニタリング面積は延べ3000平方キロメートル以上に達し、現時点で、チョモランマ自然保護区内にはユキヒョウが100頭以上生息していることが確認されている。中央テレビニュースが報じた。

チョモランマ地区の赤外線カメラが捉えたユキヒョウ(資料写真)。

チョモランマ地区の赤外線カメラが捉えたユキヒョウ(資料写真)。

チョモランマ自然保護区は、世界で最も生物多様性に富んだエリアの一つで、なかでもユキヒョウは同地区のフラッグシップ種となっている。ユキヒョウは通常人気のない標高2500‐5000メートルの高山地帯に生息しており、氷点下40度の極寒環境でも生息できる中国の国家一級重点保護野生動物だ。

チョモランマ地区の赤外線カメラが捉えたユキヒョウ(資料写真)。

チョモランマ地区の赤外線カメラが捉えたユキヒョウ(資料写真)。

20世紀に密猟が横行し、ユキヒョウは一時、絶滅危惧種に指定されていた。そんなユキヒョウを保護すべく、チョモランマ国家級自然保護区管理局は2013年、非営利団体と共同で「チョモランマユキヒョウ保護計画」を打ち出した。近年、生態系保全が強化され続けているのを背景に、チョモランマ保護区のユキヒョウの数は増加しつつある。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年5月23日

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