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新進気鋭の茶飲料ブランドと老舗のぜいたく品ブランドがコラボして輝きを放っている。5月17日、#喜茶FENDIコラボ#が検索トレンド入りした。というのも、喜茶がイタリアの老舗ブランドのFENDI(フェンディ)と提携して北京に「hand in hand茶室」を設置し、限定製品を体験できるようにしたからだ。
両ブランドは5月19日から6月16日まで、北京のホテル・Temple東景縁で行われている芸術展に出展し、「hand in hand茶室」と中国の彝(イ)族の特色を持つ限定製品の体験コーナーを設置するとともに、この茶室限定の「フェンディLISTEブレンド」と限定パティスリー4種類を打ち出した。4種類の製品にはフェンディのアイコンの「FFロゴ」が入っている。
5月17日、マンゴー、オレンジ、パッションフルーツ、ジャスミン緑茶を使った特製ドリンク「FENDI喜悦黄」が正式に発売された。1杯は19元(1元は約19.7円)、一度に2杯注文するとFENDIの「hand in hand」グッズがもらえる(バッジとコースターのどちらか1つ)。フェンディの製品は数千元は出さないと手に入らないようなブランドなので、喜茶とのコラボ製品が発売されると、瞬く間に市場には争って買い求める動きが起こった。
今回のコラボの情報が伝わると、消費者は購入意欲を大いにかき立てられた。喜茶が公式アカウントで発表した文章は閲覧数が1時間で10万回を超え、消費者の中には、「買うことができる一番安いフェンディ製品」と自嘲気味に語る人もいた。
業界の枠を超えたコラボブーム全体を見渡すと、飲食品ブランドではこうしたコラボが今や常套手段だ。同業の飲食品ブランドとのコラボだけでなく、映画・テレビドラマのキャラクターや文化的アイコンとコラボすることもある。たとえば少し前には茶飲料・「奈雪の茶」がテレビドラマの「武林外伝」とコラボし、昨年7月にはパン屋チェーン・好利来が映画「ハリー・ポッター」とのコラボでパティスリー製品などを発売した。昨年6月のマナーコーヒーと化粧品ブランドのヘレナ・ルビンスタインとのコラボでは限定ラテが発売され、さらにその前には、ピザハットが音声配信アプリの喜馬拉雅とコラボしてテーマイベントを開催した。
アナリストは、「こうしたコラボスタイルによって若い消費者の興味にある程度寄り添うことができ、ブランドの露出度と消費者側のブランドに対する認知度をさらに高めることができ、さらには名実ともに利益を得ることができる」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年5月19日