4月29日から5月3日にかけて「メーデー5連休」となった中国。連休中、中国野生動物保護協会の会員である、中鉄二十一局のアマチュアカメラマン・辺忠建さんは、甘南蔵(チベット)族自治州で、中国の国家一級保護動物に指定されているハイイロネコやオグロヅルの撮影に成功した。蘭州晩報が報じた。
道路の近くでハイイロネコを発見
連休中、野生動物を観測しようと、辺さんは甘粛省蘭州市から車で、甘南蔵族自治州に向かった。そして今月1日、同自治州の尕瑪公路付近で、草むらの中で休んでいたハイイロネコの姿を発見。それをカメラに収めたという。
ハイイロネコはネコ科ネコ属の哺乳類で、一般的なネコよりも大きく、耳の先に短い毛が伸びている。過酷な気候に強く、砂漠や山林周辺のエリアに生息しているほか、人の居住地が近くにある田畑や林にも生息している。ハイイロネコは主に、小動物をエサとして食べる。
華やかなダンスを披露するオグロヅル
また、辺さんは今回、蔵族自治州瑪曲(マチュ)県と四川省若爾蓋(ゾルゲ)県の境界付近で、国家一級保護動物に指定されているオグロヅルの群れの撮影にも成功した。
オグロヅルは、大型の渉禽類で、体長110‐120センチ。標高2500‐5000メートルの高原にある湖沼や湿原、川辺に生息している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年5月5日