第2回青蔵高原(チベット高原)総合科学調査研究チームが22日に明らかにしたところによると、2023年チョモランマ超高標高地域総合科学調査研究が西蔵(チベット)自治区チョモランマ地区で実施中だ。5つの科学調査分隊と13の科学調査チームの科学調査隊員170人が、引き続き水、生態、人類活動に焦点を当て、青蔵高原の地球システムの変化メカニズムを解明し、青蔵高原における生態系の保全体制を最適化する。新華社が伝えた。
青蔵高原は世界の屋根、アジアの給水塔で、中国の重要な生態安全保障、地球と生命の変化、地球圏の相互作用、人と地球の関係を研究する「自然の実験室」でもある。チョモランマ科学調査は第2回青蔵高原科学調査の重要内容で、チョモランマ地区の気候環境の変化が世界のその他の地域に与える影響の研究には重要な意義がある。
第2回青蔵高原科学調査チーム隊長で、チョモランマ地区科学調査総指揮の姚檀棟院士は、「2023年チョモランマ科学調査は地球温暖化の影響を受けるチョモランマ超高標高環境の変化、チョモランマの環境変化と西風・季節風の相互作用、チョモランマ地区の未来の環境がアジアの給水塔の変化に与える影響などの重要な科学的問題に焦点を当て研究を行う」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年5月23日