中国はこのほど、関連データを発表し、2023年1-4月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
1-4月の社会消費財小売総売上高は前年同期比8.5%増の14兆9833億元だった。
4月の中国の社会消費財小売総額は3兆4910億元で、前年同月比で18.4%増加し、先月と比べ7.8ポイント速い伸びとなった。
▷対外貿易の状況
1-4月の中国の物品貿易輸出入総額は前年同期比5.8%増の13兆3200億元に上り、うち輸出は同10.6%増の7兆6700億元、輸入は同0.02%増の5兆6500億元だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆200億元で、黒字額は同56.7%増加した。
1-4月にはASEANが中国の1番目の貿易パートナーとなり、輸出入総額は同13.9%増の2兆900億元で、中国の対外貿易総額の15.7%を占めた。EUは2番目の貿易パートナーで、輸出入総額は同4.2%増の1兆8000億元となり、成長率は第1四半期を2.2ポイント上回った。
▷外資導入の状況
今年1-4月の全国の実行ベース外資導入額は、前年同期比2.2%増の4994億6000万元に上り、成長率は第1四半期(1-3月)を2.7ポイント下回った。米ドル換算では同3.3%減の735億ドルだった。
1-4月の実行ベース外資導入額の成長率低下は、前年同期の基数の高さと関係がある。公式データによれば、22年1-4月の実行ベース外資導入額は同20.5%増の4786億1000万元だった。
投資元の国・地域を見ると、1-4月の対中投資の前年比成長率は、フランスが567.3%、英国が323.7%と非常に高く、日本も68.1%、韓国も30.7%と高かった。
産業別に見ると、中国のハイテク産業への外資流入ペースが加速している。公式の統計では、1-4月のハイテク産業実行ベース外資導入額は同12.8%増加し、そのうちハイテク製造業が同37.1%増、ハイテクサービス業が同6%増だった。
▷対外投資の状況
1-4月には、中国の全業界の対外直接投資は前年同期比26.6%増の2892億9000万元に達した。
▷関連データ
・4月のCPI・PPI
2023年4月に、全国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で0.1%上昇し、前月比で0.1%低下した。全国の生産者物価指数(PPI)は同3.6%低下し、前月比で0.5%低下した。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2023年5月31日